essays 【エッセイ】冬も夕暮れ。 2020年2月21日 もちろん、早朝(つとめて)もいいのだけれども、 冬の夕暮れもとてもいいです。 なんというのでしょうか、 あの郷愁のある雰囲気がなんとも言えません。 特に住宅街の中を歩くのがいいですね。 少しだけ光が残る景色。家々が映しだされ、 ちょっと冷たい空気に夕飯の匂いがまじると、懐かしさを感じる。 「家に帰らなきゃな」なんて、子... fujikawa
essays 【エッセイ】今日も歩く道。 2020年1月31日 駅から家までの10分弱。 冬の間は、これがとてつもなく長い距離に感じます。 体の芯から冷やされて、のんびりすることなんてできません。 自然と早足になって、跳ねるように歩いていきます。 夜の冬。 そこはとても無表情です。 前を見ても横を見ても色がなく、 静かで、どこまでも広がっていくようで、本当に深い。 もしかしたら、こ... fujikawa
essays 【エッセイ】冬の、曇り空の景色。 2020年1月26日 曇の日は灰色です。 特に冬の日は、 カラッと晴れた青い空が印象に残っているからでしょうか、 景色に色がないことが、目立ってしまいます。 枯れた木々に枯れた葉っぱ。 コンクリートの建物はもちろん、 人のいる公園までもが寂しく見える。 自然界はなぜこんな色のない色を創りだしたのでしょうね、 なんてね。 冬の、曇り空の景色。... fujikawa
essays 【エッセイ】雨に思う 2020年1月20日 冬の雨はとても厳しい。 身を切るような風がふく中、雨が降る。 手袋なしで傘は持てず、 服も足元も手荷物も、すっかり濡れてしまう。 でも、どうしてか、私は雨をそこまで嫌いになれません。 むしろ、雨に、さまざまな特別な感情を抱いてしまうのです。 これはきっと、雨の多い北陸の地で育ったからでしょうね。 雨の日、さすがの関東も... fujikawa
essays 【エッセイ】透明な冬 2020年1月12日 冬の晴れた日は、見晴らしがいい。 なんだか、そんな気がします。 街の中を歩いていると、 遠くの方の景色まで目の中に飛び込んでくるようです。 空気が透き通っているのか、本当によく見えます。 きっと空がカラリと晴れているからでしょう。 真っ青な空。 気持ちまで晴れやかになる空の色です。 日本の冬、というと、雪の映像が流され... fujikawa
essays 【エッセイ】日本の冬は温かい。 2020年1月6日 どちらかと言うと、内向きな性格ということもあるからでしょうか。 暖房の効いた部屋の中がとても好きです。 冬場は家にダラダラいる姿が様になってとてもありがたいですね。 コタツがなくてだらりと寝転ぶことはできないけど、 空調で暖められた部屋というのも、なんとも、これはこれで。 昼がさり、ぼんやりテレビを眺めていると、 人が... fujikawa