日差しが熱を帯びてきたとき、
春が来たなと感じます。
春の日差しは温かい。
そこには確かに熱があって、
体はもちろん、景色までも温めてくれるみたいです。
だからでしょうか、春の景色は柔らかく、
きりりとした表情はないものの、
丸みを帯びた優しさがるように思えてきます。
なんてね。
この歳にもなれば、春だから、といって、
何かあったり、起こるということはあまりありません。
だけどそれなりにウキウキするのは、
生き物のとしての本能なんでしょうね。
留めておきたい風景がある。
人は思いながら綴りながら暮らしている。
万年筆のある風景。