万年筆は字を上手に書くための道具、あるいは、美しい字を書く人が万年筆を使っている、という声を時折、耳にします。両者は突き詰めればほぼ同じことを言っており、少し角度を変えて見てみると、万年筆を使うからには上手な字を書かなければいけないという一種の使命感というか強迫観念とも言い換えられます。これに対する回答は圧倒的にノーで...
万年筆をテーマにしたオリジナルのエッセイ、その他の文章です。四季の風景写真などもお楽しみください。
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文章は必ず上達します。この前提に基づき、それでもなぜ上達が難しいのか、あるいは時間がかかるのか。その理由を解説すると共に、可能な限り最短距離で上達する具体的な策をお伝えしたいと思います。 1. 練習しづらい。 文章の上達を阻む、最大にしてもしかたらほとんど唯一の理由として、「練習しづらい」ことが挙げられます。どんな物事...
どちらかと言うと、内向きな性格ということもあるからでしょうか。 暖房の効いた部屋の中がとても好きです。 冬場は家にダラダラいる姿が様になってとてもありがたいですね。 、 昼がさり、ぼんやりテレビを眺めていると、 人が行き来する音が聞こえてきて、 時には子どもの声なんかも混じってくる。 ふと外をのぞくとそこに人がいる。 ...
書き物でもしようと机に向かったけれども、書き出すことすらできない、というのは往々にして起こり得ます。最初の一文が一番難しいというのは間違いのないことなのですが、実は一文目だけが文章を書き出せないない理由ではないのです。なぜなら、最初の一文以外は書けるのかと言われると、まったくそんなことはなく、序盤・中盤・終盤いずれも書...
今回ご紹介するのは、プラチナ万年筆の「#3776センチュリー」です。センチュリーはプラチナ万年筆の代表する存在。開発されたのは意外と新しく、2011年です。それまでフラグシップモデルだった「#3776」を5年かけて改良し、新たに「#3776センチュリー」として世に送り出したのでした。 画期的なキャップは、2年間もインク...
旧年中は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 本サイト「万年筆のある風景」は立ち上げ後、丸1年が経過しました。これも皆様のご支援の賜物と感謝しております。 今世の中に情報はあふれ返っていますが、万年筆に関する情報はそれほど出ておらず、案外と見つけにくいものとなって...
今回は接続詞を取り上げたいと思います。接続詞は文章の欠かせない要素で、「しかし」「また」「なぜなら」など多くありますが、基本的な意味や使用法は知っていると思います。それにも関わらず、何となく使いにくさを感じているかもしれません。それというのも、「接続詞は極力使うな」とする声があるからではないでしょうか。一方で、「上手に...
万年筆(まんねんひつ)はとても味わい深い言葉です。長い年月使える「万年」の「筆」。万年筆を表すのにこれ以上の言葉は考えられないと言いますか、卓越したネーミングセンスを感じます。「万年筆」の由来とは何でしょうか。万年筆はどのような経緯で名付けられ、いつごろから定着したのか。少し探ってみたいと思います。 1885年に萬年筆...
少し古い話題になりますが、ドラマ「半沢直樹」で万年筆が重要な道具の一つとして出てきました。ボトルインクから吸引するシーンがあり、万年筆の愛好家としては「おお」と思ったのは言うまでもありません(笑)東京セントラル証券の森山雅弘(賀来賢人)に、半沢直樹(堺雅人)が「万年筆か。随分古いの使ってるじゃないか」というような声をか...
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