【万年筆の選び方】最初の一本は国産か輸入品か。妥当な価格帯は

万年筆の最初の一本というのは非常に重要です。
私も最初はいただいたものだったのですが、
それが非常に使いやすくて
以来、万年筆の愛好家になった経緯があります。

それほど重要な一本。
独断で選ぶ基準を紹介したいと思います!

オススメするのが、

・セーラー万年筆、プラチナ万年筆、パイロットコーポレーションの国産メーカー
・価格帯は1万円前後、またはそれ以上

から選ぶことです。

以下、理由を一つずつ解説していきますね。

※あまり書く機会はない。
ステータスやデザインを重視したいという場合は選び方が異なります。
それについては別途ご紹介いたします。

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日本語を書くには、やっぱり国産メーカー。

万年筆を書くために使う、万年筆で書く楽しみを味わいたい、
と正統派の方におすすめしたいのが国産メーカーです。
ほぼこれ以外の選択肢はないと言っても過言ではありません。

なぜ国産メーカーをこれほど強くすすめるかというと、
日本語を書くことに最適化されているからです。
一方、代表的な海外メーカーは欧米に本社を置いています。
つまり、アルファベットを書くことに最適化されており、
簡単に言うと、ペン先が太く、画数の多い漢字を書くには
あまり適していないのです。

また、やはり日本のものづくりは優れている、
と実感できるほど品質は安定しています。
最初の一本は専門店や文房具売り場のある
大きめのデパートや百貨店、書店などで
店員さんの話を聞いたり、試し書きをしたりしながら
購入することをオススメしますが、
国産メーカーであれば、インターネットで買っても問題ないでしょう。

文字をまるで滑るように書けるのが万年筆です。
スラスラスラーとペン先が滑らかに動きます。
きっと「なんて気持ちのいい書き心地なんだ」と実感できるはずです。

国産メーカーで代表的なのはメーカーのセーラー、プラチナ、パイロットです。
この3大メーカーの万年筆であれば、まず間違いありません。
書き味や使い勝手に微差はあるものの、大差はないと言えます。
また、取扱店も多く、購入のしやすさもあります。

実際に店舗に足を運んで、
メーカーごとの書き味の違いを確かめた上で「一本」を決めてもいいですし、
あまり細かなことにとらず、とにかく早く一本持ってみたい、
というタイプはインターネットで購入しても良いでしょう。
国内メーカーは品質が安定しており、当たり外れが少ないので、
インターネットでも安心して購入できます。
ただし、万年筆・ボールペンのペンハウスなど大手販売サイトからの購入をお勧めします。
最初の出会いが贈り物だった私も、どちらかと言うと、後者のタイプです(笑)

セーラー、プラチナ、パイロットは文房具を扱う店舗なら、
基本的なラインナップを取り揃えています。
手に入りやすいというメリットもあるのです。

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良いものを持ったという高揚感を味わえる。

万年筆は高級品のように思えるかもしれませんが、
5000円未満のものも多くあります。
特に国産メーカーは安価なモデルを多く出しています。

とはいえ、安いものには安いなりの理由がどうしたってあるわけで。
一番大きいのは見た目の安っぽさでしょう。
パッと見、いかにも安価な万年筆だということがわかるので、
せっかくの万年筆なのに高級感がまるでありません。
これでは、魅力が半減ではないでしょうか。

また、実用の面から見ると、1万円以下の万年筆は
ペン先がステンレスなどを用いた鉄製で
書き味がやや硬くなっています。
これについては好き嫌いがあるので
硬いのが一概に良くないとは言えません。
ボールペンや鉛筆に慣れていると、
むしろ硬いほうが馴染みやすいかもしれません。
ただ、せっかく万年筆を使うなら、
万年筆ならでは書き味を体感するのが良いのではと思うのです。

万年筆らしい書き味を体感するには、
ペン先に金が入っているもを使うのがベターです。
価格はおおよそ1万円前後となります。
金が入っている分、柔らかくなり、
万年筆独特の滑らかな書き味が体感できるようになるのです。

セーラー、プラチナ、パイロットが
看板モデルとしてラインナップを充実させている
「プロフィット」「3776センチュリー」「カスタム」シリーズ
いずれも1万円前後です。

普段使いのボールペンが100円、高くてせいぜい数千円という感覚であれば、
一気にその10倍をたかだか一本の筆記具にあてるのは、
戸惑いも躊躇もあるでしょう。

これが万年筆の利用が進まない要因の一つなのかもしれませんが、
私はあえて1万円以上のモデルを強く推します。
安いものを買って、万年筆の良さを実感できないのは、
それこそ大きな損失だと考えますので。

ぜひ自分に合った一本を見つけ、
万年筆ライフを楽しんでください!

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