【万年筆】セーラー万年筆 プロフィットスタンダード

セーラーのプロフィットは私が万年筆を使うことになった、きっかけの一本です。思い出も思い入れも深いものがあります。プロフィットは退職に際し、記念として贈られました。私は書く仕事をしているので、筆記具が贈り物として選ばれて、なんだかとてもうれしかったのを覚えています。
※退職というと、現役引退、みたいな雰囲気が出るのですが、この場合は転職のための退職です。当時は20代でした。一応念のため。

それまで、万年筆のことはもちろん知っているけれども、使ったことはなく、ファンでもなんでもなかったわけです。それがなぜ引き付けられることなったのか。これはもう、圧倒的な使いやすさです。初めて使ってみて「お、なんだこれは」と思いました。

ボールペンとは明らかにペン先の進み方が異なります。とても速く滑らか。私はどちらかというと、下書きやメモ書きを多くノートに取るほうですので、
プロフィットの存在はとてもありがたかったです。万年筆に少し興味を持っているような同僚が「使わせて」というので貸したところ、「めちゃくちゃ書きやすいな」とボソッとつぶやいたのが印象的でした。

スポンサーリンク

見た目の重厚感も素敵でしょ。

セーラー万年筆 プロフィット
プロフィットに限らず、セーラーの万年筆は、まるで文豪が使っているような、重厚感のあるデザインが多いという印象です。中央に膨らみある円筒型。色は黒、ペン先やクリップは金色。あまり遊びがないのですが、その点が逆にとても実直な感じがし、魅力だと思っています。

また、セーラーはちょっと変わったペン先を製造していることでも知られています。「書く」道具としての価値を最大限に引き出したい。そんな思いがあるのかもしれませんね。

私は3年くらいはプロフィットだけを使い続けました。プロフィットだけを使い続けてもよかったのですが、他の万年筆も試してみたくなったのです。それで今に至るわけです。

最初に使ったのがセーラーのプロフィットでとても良かったと思っています。

 

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事