謹んで新年のお慶び申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

本サイト「万年筆のある風景」は立ち上げ後、丸1年が経過しました。これも皆様のご支援の賜物と感謝しております。

今世の中に情報はあふれ返っていますが、万年筆に関する情報はそれほど出ておらず、案外と見つけにくいものとなっています。一方で、万年筆の販売や製造に関わる専門家あるいは愛好家らが個々に持つ知識やノウハウは多くあります。そうした知識やノウハウを集め、わかりやすく編集してお届けしていこうと、決意を新たにしています。合わせて万年筆は書く道具という視点に立脚し、万年筆をより豊かに楽しく使うために、書く技術に関しましても、ますます積極的に解説・伝達する所存です。

振り返ってみますと、昨年は新型コロナウイルスという未知の脅威にさらされた年となり、生活様式や仕事の仕方が大きく変化しました。特に目立つ変化の一つがオンライン化です。オンラインの世界では、書いて伝えることがこれまで以上に多くなり、書くことの重要性あるいは書くことを学ぶことの重要性が見直されて始めています。

オンライン上で書くとは、PCやスマホなどデバイスを通じて行われることであり、万年筆とは基本的に無関係です。しかし、個人的な実感としては、手元にメモ帳やノートを置きながら話を聞く機会が増えたことから、万年筆へのニーズも高まるのではないか。また、家で過ごす時間が長くなり、一つ書き物でもしてみようか、せっかくなら万年筆でも使ってみようか、との動きも出てくるのではないかと密かに期待もしています。

一人でも多くの方に万年筆の良さを伝えられれば、これに勝る喜びはありません。そのためにも、本サイトをますます充実させていきます。

2021年1月 「万年筆のある風景」 fujikawa

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